短編6本上演台本「空宙番外地-15潜入☆トレジャーハントAct.3」

2〜5人の俳優で上演できる短編集です。

【作品紹介】
①「じゃあね」 作／関戸哲也
４人芝居になっているが、元は二人で演じたもの。2名でも上演可能なヒューマンコメディ。
＜あらすじ＞
一人の作家がパソコンに向かい、とある作品にふさわしいラストシーンを探している。パートナーは、作家のアイデアになかなか首を縦に振らない。次々を展開されるアイデアの中、しだいに二人の真相が明らかになっていく。


②「秘密」 作／関戸哲也
父母娘の三人で展開するコメディ。父の独特な台詞回しがポイント。
＜あらすじ＞
深夜の食卓。父は、母と娘を呼び出した。父は娘の隠し事を暴こうとするが、家族会議はどんどんおかしな方に進んでいき、やがてひとつの秘密が明らかになる。

③「ホタルノヒカリ」 作／関戸哲也
父・娘の二人芝居。
＜あらすじ＞
最後に１シーンのみ母親が登場するが、声だけでも可能。
大晦日、ショッピングモールのフードコートは人もまばら。久しぶりに会った娘と話したい父親だが、娘は何故か機嫌が悪い。父の、そして娘の想いとは。切なく温かな物語。


④「雨と教室と銀河鉄道」 作／関戸哲也
高校生二人の物語。
＜あらすじ＞
台風により学校から帰れない高校生たち。教室の片隅で本を読む生徒と、窓から外を眺めるもう一人の生徒。普段話をしない二人が、少しだけ特別な夜に、ほとんど初めて言葉を交わす。夜の校舎、窓際の彼らは、外からどう見えているのだろう。

⑤「ドラキュラナイト」 作／関戸哲也
大学生5人（一人はかなり留年中）で展開される、ライトホラーコメディ。
超常現象研究会の四人がやってきた村には、ある言い伝えがあった。
夜のペンション。その伝説が本当なのかは、朝にならないとわからない。
疑心暗鬼になった彼らは、お互いに仲間を疑い始めるが、話はどんどんおかしな方向へ逸れていく。

⑥ 「ひとかげの森〜episode3〜」 原作・脚色／おぐりまさこ　脚本／関戸哲也
４人の登場人物で紡がれる、ヒューマンドラマの第３話。
宝物があると噂されている山の麓にあるペンション「ひのはる荘」。
今回ここに訪れた客は、言葉を放つことを怖がっていた。
その客を探して現れた同僚によって、客の身に起こった、とある問題が明らかになっていく。
現代社会で誰しもが感じたことがあるかもしれない、その思いとは。